素質論Lスタイル

2018年9月6日木曜日

同族嫌悪

前回の「素質タイプの相性」において、オポジション(180度に位置する)を相性が悪いと表現しました。これは心理学でいう同族嫌悪に相似したものと考えています。

同族嫌悪とは、性格的に自身と似ている部分があるが微妙に違う点が気になり、嫌悪感を覚えることを意味します。自分自身の嫌いな部分を相手が見せることによって生じる感情とも言えます。

素質論を実生活で活用すると、相手を許せることが多くなるのですが、この同族嫌悪は少々やっかいです。自分自身で隠し持つ嫌な面を相手に投影しているので、「意味もなく
観ているだけでいらいらする」というような感情が沸いてきます。それが続くと我慢が効かなくなったりもします。

よく耳にする「ぶりっ子と呼ばれるような女性は、同じくぶりっ子と呼ばれるような女性が苦手」も同じです。

まさに我(=価値観)そのものなので、「同族嫌悪」だと認識できただけでOKです。私は自分自身の投影だと評価した後に手放す(忘れる)ことにしています。

全てをさらけ出して生きれるなら、どんなに楽なのかとも思えますが・・・

ある映画のワンシーン~開き直って自身の短所と暗い過去をさらけだす娘に対し、父親が「かっこいいな~あいつ、さらけだしてるよ」とつぶやきます。実社会でも、さらけ出している人が魅力的に映ることが多々あります。

「嫌われる勇気」が大ベストセラーになっているのも、その反映なのかも知れません。

隠さず自分に正直に生きる」これはある意味、最も大切なことだと認識しているしだいです。

※同じ素質タイプこそが同族嫌悪だと考えることもできますが、微妙に違う感じがするのです(個人的な感覚ですが・・・)
※素質タイプ369という記事でアップした写真の弥勒様は、笑いながら大きな腹をさらけ出しています。
素質タイプ369

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