素質論Lスタイル

2014年3月30日日曜日

六十干支表

前回記事で同類として記述した性格分析手法は、六十干支表を基にしているという意味であげたものです。現代では自身の生まれた年の干支(えと)及び還暦といったくらいでしか認識されていません。

六十干支十干(甲乙丙丁戊己庚辛壬水癸)と十二支(子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥)を順に組み合わせたものです(10×12=120)。それぞれに陰陽という性質を持つことから陽性の十干は陽性の十二支といった形で成り立っているので半数の60種類になります。いろいろな解釈があり、「干」が空間を「支」が時間を表すとも言われています

その六十干支を使った代表的な占術が四柱推命で、「四」は年・月・日・時のことを意味します。一般的には干支は年だけしか意識されていないので、自身が生まれた年の干支は60年後に巡ってきます(還暦としてお祝いするのが通例、昭和までは年の干支が重要視されていたようです)。2014年の干支が「午(うま)」なのは知っていても、甲午(きのえうま)まで言える人は意外に少ないのが現状です。

月の干支は60ヶ月なので5年で一巡、日の干支は60日なので約2か月で一巡、時間の干支は60時間なので5日で一巡します。これは地球・太陽・月の自転・公転からなっているので、大宇宙の絶え間ない営み=「循環」を表しているとも言えます。

同類として紹介した性格分析は、「日」の六十干支を個人の持つパーソナリティーとして扱うのが一般的です。素質論では「年・月・日」が使用されています ちなみに、前回は同類として記述しませんでしたが、現在最もよく知られている占いの一つである六星占術は下記六十干支表を6分類にしたもので、例えば1~10を土星人と呼んでいるようです

六十干支表
陽木





陰木





陽火





陰火





陽土





陰土





陽金





陰金





陽水





陰水





甲子
1
乙丑
2
丙寅
3
丁卯
4
戊辰
5
己巳
6
庚午
7
辛未
8
壬申
9
癸酉
10
甲戌
11
乙亥
12
丙子
13
丁丑
14
戊寅
15
己卯
16
庚辰
17
辛巳
18
壬午
19
癸未
20
甲申
21
乙酉
22
丙戌
23
丁亥
24
戊子
25
己丑
26
庚寅
27
辛卯
28
壬辰
29
癸巳
30
甲午
31
乙未
32
丙申
33
丁酉
34
戊戌
35
己亥
36
庚子
37
辛丑
38
壬寅
39
癸卯
40
甲辰
41
乙巳
42
丙午
43
丁未
44
戊申
45
己酉
46
庚戌
47
辛亥
48
壬子
49
癸丑
50
甲寅
51
乙卯
52
丙辰
53
丁巳
54
戊午
55
己未
56
庚申
57
辛酉
58
壬戌
59
癸亥
60

十干
甲(こう)、乙(おつ)、丙(へい)、丁(てい)、戊(ぼ)、己(き)、庚(こう)、辛(しん)、壬(じん)、癸(き)を五行(木火土金水)にあてはめたもの。陽を兄、陰を弟として以下のように読みます

・甲(木の兄=きのえ)
・乙(木の弟=きのと)
・丙(火の兄=ひのえ)
・丁(火の弟=ひのと)
・戊(土の兄=つちのえ)
・己(土の弟=つちのと)
・庚(金の兄=かのえ)
・辛(金の弟=かのと)
・壬(水の兄=みずのえ)
・癸(水の弟=みずのと)

十二支
・子(ね、し)        
・丑(うし、ちゅう)     
・寅(とら、いん)
・卯(う、ぼう)
・辰(たつ、しん)
・巳(み、し)
・午(うま、ご)
・未(ひつじ、び)
・申(さる、しん)
・酉(とり、ゆう)
・戌(いぬ、じゅつ)
・亥(い、がい)

十二支にも五行があてはめられています

子 丑 寅 卯 辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥
水 土 木 木 土 火 火 土 金 金 土 水

2014年3月28日金曜日

動物占い

Google検索に「素質論」と入力すると関連で「動物占い」が表示されます。2000年頃にブームになった動物占い(個性心理學)は、忘れ去られたかのようで一般社会からみると地下組織的に拡がりをみせているようです。ビジネスツールとして活用されていたりもします

素質論と関連表示されるのは、その分析手法が非常に似ているからです。似ていると言うよりは、陰陽五行を基にした命学の流れである点では同類であり、あらゆるものに流派があるのと同じです

その他にも一般的に知られる占いも含め同類のものだと思われるものを上げると 〜 四柱推命・算命学・万象学・0学・バースデーサイエンス・ライフコンパス ・ライフカラーカウンセリング・EDLサイクル・個性学・サイグラム ・スキルリーディング ・態度類型学・バイオインデックス・・・まだこれは一部です。また動物占いの中にも複数の団体が存在します

歴史上の人物に割り当てて性格分類した書籍を見かけたことがありますが、それも明らかに同類のものでした。その中では素質論のタイプ012(くろひょう')が織田信長になっていました。私の感覚にある012は、全く違ったイメージ ながら、新しもの好きという012の特徴を信長に当てはめたのでしょう。このように微妙な感覚の違いは人の数だけ存在するので、増殖するのは必然とも言えます

それでも、もう少しだけ細かく分類するなら、素質論・動物占い・バースデイサイエンス等は心理学者増永篤彦氏が現した新推命学を基にしていると思われます。新推命学は四柱推命などの命学に出てくる十二運に、心理学のタイプ論的なエッセンスを加え、増永氏が研究を重ねて創り上げたものです
この件に関しては、関係者も含め様々な意見があるようなので、今回の記述には全て「〜らしい」が付きます
生年月日で性格分析をすること自体が、まだまだ「あやしい」と言われるのですから、目に見えない世界への門戸が少しでも多く開かれていると思うしかありません

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六十干支表

2014年3月15日土曜日

周期

六十干支と素質コア60分類の関係について記述したのは昨年末のこと、久しぶりにブログアップします。母が他界したことで、記述するような気分ではなかったのです。四十九日も済んで、先週くらいから何か吹っ切れたような気がします

ここしばらく色々と考えさせられる出来事が続き、あらためて循環するエネルギーを強く感じることができました。その循環は時・日・月・年・世・運・会・元といったように幾重にも重なった周期となって我々に影響を与えています。運命というと人を連想しますが、家族・企業・国・地球といったものにも運が存在することを感じるのです

日頃は使わない「一運」という周期は、一世(30年周期)が12回(12支~子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)繰り返した、360年周期で循環しています

現在は1744年から始まっている乙亥運の途中で2104年まで続きます。個人的に、この360年を表すキーワードは「資本」だと考えています。それを象徴するかのように、1744年にはロスチャイルド家を勃興させたマイアー・ロートシルトが生まれています

360年は国際レベルでの周期であり、日本国の周期はそれよりも短い30年期間で循環しているようです。「資本」のエネルギーとは別の閉ざされた世界で、循環していた我が国がその影響下に巻き込まれたのは1864年に始まる周期の時(甲辰世)でしょう

2014年2月から新たな30年周期(乙酉世)が始まりました

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