素質論Lスタイル

2016年5月3日火曜日

十二運(その一)

素質タイプを季節にあてはめた「エネルギーサイクル」という記事をアップしたことがあります。
Wikiで「十二運」という言葉を調べると以下のような記述があります。 「四柱推命では、心理学者でもあった増永篤彦が日干から日支にひいた十二運とある種の性格分類に相関があるとの研究を行った。増永はその研究を基に新推命学を提唱した」
昭和34年出版された増永篤彦氏の「人の研究」を読んだことがありますが、これは「性格類型(タイプ論)」の原点とも言われ心理学的な書籍です。そこに生年月日は関連づけされていません。その後に出版された新推命学で四柱推命の十二運との関連が論じられているようです。
これが素質タイプの元になっているというのが定説です。
「十二運」とは、十干が十二支と結びついた際のエネルギーの質を表現した指標です。
【十二運と素質タイプの対比】
・001:胎
・108:養
・919:長生
・888:沐浴
・012:冠帯
・100:建禄
・555:帝旺
・789:衰
・125:病
・024:死
・025:墓 
・000:絶
受胎から死んで墓に入り無(絶)になるまでの変化であり、宇宙の絶え間ない営み(循環)を表現しているとも言えます。本家中国では十二運でなく「生旺墓絶」とも言われます(言葉そのものに深い意味はなく、エネルギーの変化を人の一生に例えているだけなので、病とか死に該当しても気にしないでください)
「六十干支」をいうタイトルで前回アップした表中から、素質タイプ555(帝王)に対応する干支のみを並べてみます。
・己巳
・丙午
・壬子
・丁未
・戊午
・癸亥
何故、全く異質に感じられる十干と十二支の組合せが同じタイプ555に分類されてしまうのか?素質タイプを学んだ人であれば誰もが感じる疑問だと思います。
これについては次回