素質論Lスタイル

2016年1月30日土曜日

エネルギーサイクル

青春という言葉は、古代中国の五行思想からきていて季節を表現していると言われています。五行思想において、春は木行であり、木行の色は「青」なので「青春」となります。同様に火行の夏は赤で「朱夏」、金行の秋は白で「白秋」、水行の冬は黒で「玄冬」です。土行は季節の変わり目とされ黄なのですが「土用」と呼ばれています。現在では、夏へ移り変わる時のみ「土用丑の日」として認識されています。

素質論では各タイプの特徴を理解する為に「一生のエネルギーサイクル」としてタイプ毎に名称を付けています。「胎児」「赤ちゃん」と始まり、最後は「葬られた状態」から「魂」で終わりです。

2016年2月4日は立春であり、旧暦では新しい年の始まりです(旧正月は8日)。
青春のイメージに「919・888・012」がマッチしたこともあり、「一年のエネルギーサイクル」として二十四節気に素質タイプを順番にあてはめてみました。

919は「立春」・「雨水」としました。
ここでも社長と呼ばれる555には、太陽が最も高い位置である「夏至」が割当てられます。春に芽吹き、夏に茂り、秋に落葉し、そして土にもどる、人の一生を植物に変えてみれば、イメージは同じです。そして季節の変わり目には、必ずベクトルH

始めがあれば終わりがあり、終われば、また始まる。栄枯盛衰

季節  タイプ 節(せつ) 中(ちゅう)
919 立春 雨水
888 啓蟄 春分
012 清明 穀雨
100 立夏 小満
555 芒種 夏至
789 小暑 大暑
125 立秋 処暑
024 白露 秋分
025 寒露 霜降
000 立冬 小雪
001 大雪 冬至
108 小寒 大寒

2016年1月27日水曜日

ベースポテンシャルで何者かを知る

各素質ベクトルの特徴を説明する場合、以下のように例えることがあります。
ベクトルH:人格者
ベクトルE:実力者
ベクトルA:成功者

すべての垢(癖)を洗い落とせば「何者でもない」といった禅問答的な思いが横切ったので、WEB検索してみると原田宗典氏の小説が表示されました。

そして、原田氏の作品に「し」というエッセーがあることを知りました。

「し」の内容
「平仮名一文字で一番沢山の意味を持っているのは何だろう。あるとき著者は、辞書を引いている最中にそんな疑問を抱く。そして調べた結果、一番多いのは「し」で、その数は297だった―。「子」「師」「歯」「死」「誌」「覗」「姿」「刺」「試」「使」「嗜」など15個の「し」を入り口に、懐かしい事や失敗談、今だから言えるマル秘話を披露する名エッセイ。(「BOOK」データベースより)」

どうでもよい事柄を突き詰める、この作家の素質タイプは何なのだろうか?
生年月日が1959年3月25日とあるので、555-888-000となりました。

どうでもよい事柄を突き詰める学者肌の「ベクトルH」がどこにもありません

素質論の分析手法にベースポテンシャルがあります~「潜在的に持って生まれた才能や能力」を理解する場合に使う手法で、通常は二つあるポテンシャルも合わせて使います。

潜在的な素質の一つなので通常は表面に出にくい感じです。しかし、この素質を理解することで「自分らしい生き方」や「自分自身の可能性」を最大限に引き出すことができたりします。

原田氏のベースポテンシャルは「J」、
ベースポテンシャルJの特徴を基礎理論3テキストでは以下のように記述しています
・論理的な面が強く、聡明で理知的である。古典的なものを愛し、古くからの知恵や先哲の切り開いた学問を通しての究明力、判断力、分析力に優れている。平和主義的である面も見られ、情にうるさい。反省心が旺盛である。

潜在的学者肌に555のストイックな性癖が加わることで「し」が生まれたのかも知れません。また「自分らしい生き方」を文学で表現しているとも言えそうです。


2016年1月24日日曜日

満月

今年最後の満月、数人の仲間と温泉に行きました。

温泉に入りながらの満月は言葉にできないほど素晴らしいものでした。帰宅途中に見るものとは違って見えるから不思議です。

2月8日は立春、 旧暦での正月に当たる日なので、今年最後の満月と記述してみました。

「当たり前」の反対語は「有り難い」、「ありがとう」という感謝の言葉です。

無理せず、縁に従い、日々感謝しながら歩みたいと思います

2016年1月21日木曜日

褒め言葉

素質タイプ555のSさんが、素質タイプ888のAさんに「行動力があるよね」と言いました。

通常なら誉め言葉のように思われますが、「もっと考えてから行動すればよいのに」と言っているように感じられました。

素質論で最もせっかちなタイプとされるのが「919、888、012」で、その対極にあるタイプが「100、555、789」となっています。

素質論では<ポジション>と呼び以下のように4分類されます。
ポジションとは、自分らしさを発揮できる環境や地位を4分類したもの。これにより各々の持ち味を活かした効果的な役割分担ができるようになる

1.クイック ~ 919・888・012 突撃隊長的
2.アジャスト ~ 125・024・025 前線部隊的
3.ブレイン ~ 000・001・108 参謀本部的
4.ディレクト ~ 100・555・789 指揮官的

冒頭のケースは、友人関係だったので軽く受け流して終わりました。しかし上司と部下といった職場のケースでは、摩擦を生むコミュニケーションギャップになることが少なくありません。

クイックの上司 ~ 「なんで言われたら、すぐに行動しないのだ」
ディレクトの部下 ~ 「手順を考えていたんですけど」

話は変わりますが、隣人に「お嬢さんピアノがお上手ですね」と言われた場合、「ピアノの音がうるさい」と解釈するのが京都流だそうです。

性格だけでなく立場や環境などによっても違いが生じるのだから本当に微妙で

2016年1月18日月曜日

逆さに見る

世界地図を逆さにすると、全く違った世界に見えます。

中国側から日本を眺めると、「太平洋への航路を遮断する障壁」のように見えなくもありません。

「日出づる国」、太陽が昇る東側には太平洋しかなく陸路から攻撃される心配はなし
「豊葦原の瑞穂の国」、四季があり温暖で、美しい自然が広がり、食料も豊富

地図を裏返しただけで、変わるのですから一人一人が見ている世界は無数に存在するのだと思います。

2016年1月15日金曜日

ゼン・マクロビオティック

十数年前に読んだ書籍が目に留まりました。
桜沢如一著「ゼン・マクロビオティック 十日で人生を変える<7号食>の秘密」です。

その理論や実践方法を、約3ヵ月間忠実に実施した結果、体調が悪くなったことも思い出しました。
その書籍では、食事量の7割を玄米にするよう提言されています。玄米はビタミンCを除く、ほとんどのビタミン・ミネラルを含む完全食とも言われますが、消化が悪いのが欠点です。時間に追われるビジネスマンが一口ごとに100回も咀嚼することなど無理な話なのです。最も基本的なことを実践していなかったのだから、体調が悪くなったのは当然の結果でした。

それ以来、何か試みる時には自己流でなく専門家のもとで実践するように心がけているしだいです。マクロビオティックについては、さまざまは意見があるものの、桜沢氏の言葉には心打たれるものが多く存在します

この書籍にある宇宙の原理を記述しておきます

1.オモテがあるものにはウラがある(空間における同一律と矛盾律の否定)
2.ハジメがあるものには、オワリがある(時間における同一律と矛盾律の否定)
3.世界に同じものは一つもない(同一律の否定)
4.オモテが大であれば、ウラも大である(排中律の否定)
5.すべての対立は相補的である。たとえば、始め・終わり、表・裏、正義・不正義、自由・奴属、幸福・不幸、上昇・下降、拡散・凝集、愛・憎しみ(形式論理の否定)
6.すべての対立するものは、陰と陽の二種に分類でき、それらは相補するものである(弁証法的宇宙学の基礎)
7.陰と陽は、無限、絶対、一なるもの、神、あるいは「無限の広がり」の二つの腕である

桜沢さんの言葉に「与え続けても失うものは何もありません。なぜなら、あなたは生命そのものを、すなわち宇宙そのものを、何も払わずにもらったのですから」というものがあります。

マクロビオティックは海外からダイエット・美容などと共に逆輸入された感があり、「玄米菜食」という部分だけが取り上げられていますが、「豊かな人生」を主眼に、東洋的宇宙原理を生活に取り入れることを可能にした奥深き哲学なのです


2016年1月12日火曜日

いい人

googleで「いい人」を検索すると以下のようなタイトルが上位表示されます

いい人どまりな男性の特徴5つ
「いい人すぎるのは要注意」
「いい人すぎると自分もまわりも不幸にする」

「いい人」という言葉にいいイメージはありません

各素質ベクトルが相手に対して「いい人」を使うとしたら・・・

ベクトルh:性格がいい人・頭がいい人
ベクトルe:要領がいい人・腕前がいい人
ベクトルa:育ちがいい人・羽振りがいい人

2016年1月9日土曜日

大切にしている一人時間

「大切にしている一人時間」という言葉が目につきました。

この言葉から連想する素質タイプは001です。
これは、糸井重里さんの書籍タイトルです。完全に後付けになりますが、糸井さんは1948.11.10生まれなので素質タイプ001-001-000となります。

もちろん邪魔されない一人時間が好きなのは001だけではありません。001の場合は、合理的かつ客観的なデータを基に戦略を練るのが好きな感じです。独自の発想を張り巡らせ001=オンリーワンの世界を描いているのかも知れません。

少しやっかいなのは、結果.成果を時間や状況など関係なく周囲と共有したがる点です。001が奥さんであれば旦那さんが、001が社長であれば社員が、自分の時間を邪魔されることになります。腰の重いはずの001が、急に走り出すからペースに合わせるのが大変です。

このタイミングで軽く聞き流したり、安易に批判したりするのは御法度です。そこに至るまで相当に時間をかけているのですから、当然です。クイックタイプの成果とは違うのです。

「邪魔されない個室が好きでしょう」と001に言うと、必ずニヤリとする印象があります。そんな001が微笑ましく思えるものの、後ろを振り返ったら誰もいなかったとならないようにと言い.....いなくなってもえいじゃないか、それが独自の生き方

2016年1月6日水曜日

大和魂

2015年の手帳に2ページ分のメモが見つかりました。メキキの会を主宰されている出口光さん講演時のメモでした。

読み返すと心に響く言葉が列記されています

日本精神の源流 大和心と大和魂
四魂一霊・・・1300年前から伝わる日本古来の大和魂の構造
奇魂 くしみたま(智)
荒魂 あらみたま(義)
幸魂 さきみたま(仁)
和魂 にぎみたま(礼)
この四つの中心にあるのが
直魂 なおひ(良心) 

大いなる精神と有限肉体の共生
人間の三つの真実
1.偉大な精神を持っている
2.有限な肉体を持っている
3.異なる価値観を持っている

「わび」「粗末なものですが」といった言葉の中にも、この精神が含まれている


良心の思いを自覚し、人生でやると決意すること

出口光さんは、2020年志教育を掲げ活動されています
出口光Official Website



2016年1月3日日曜日

すべての縁を生かす

「すべての縁を生かす」を今年のキーワードとします。岐阜県中津川にて、O先生よりいただいた言葉です

縁を生かすとは、  
魂を活かすこと、
即ち命を活かすこと
全ては我が身にある、清浄なる本性を静かにみつめれば、あれもよし、これもよし

丙申、2016年もすでに三日が過ぎようとしていますが、2月8日旧正月が、本当の始まりです。

本年も旧暦のリズムで生活するつもりです。