素質論Lスタイル

2013年12月1日日曜日

県民性

県民性という言葉が日常的に使われています。生まれ育った出身地域別に性格があるという考え方です。転勤族だった頃2~3年おきに、新潟市→館林市(群馬県)→新潟市→佐賀市の順で移り住んだ経験があります

新潟県で「新潟で杉と男は育たない」という格言を聞いたことがあります。それは地元の人も認めていて、全体的にのんびりとした雰囲気があり、何を言っても「そういんだ(そうですね)」と頷く人が多かった記憶があります。女性は働き者です

群馬県の女性は「気が強く働き者が多い、口は悪いが情が厚い」と噂に聞いていたとおりでした。「かかあ天下とからっ風」という言葉があるように、土壌の悪い群馬では養蚕などが発達し、それは稲作と違って商工業的な要素も強かったとのこと

両県から確かに県民性をいうものを感じることができました。群馬県から新潟に一度戻ったのでなおさら強く感じたのでしょう。新潟には「新潟では二度泣く」という格言もあります

そして佐賀、そこでは新潟県で感じた同質のもの「のんびり」とした雰囲気を感じたのです。私は熊本出身、同じ九州でもずいぶん違うものだと感じたものです。調べてみると、佐賀県は稲作が盛んであり焼酎がほとんどの九州にあって日本酒も多く消費されていることがわかったのです。稲作と日本酒と言えば新潟県です

古事記に、「豊葦原の瑞穂の国 (とよあしはらのみずほのくに)」記述されているように稲作と日本人とは縄文期からの切っても切れない関係があります。そんな経験から地域による稲作の割合がDNA的な影響を与えているのではないかと思っているしだいです

そんなふうに考えると、人の性格というのは多くの要因が混合された奥深いものだと感じてしまいます

ちなみに大阪にも1年住んだことがあります。大阪は性格の違いというレベルではなく、私にとっては完全に「異国」です

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