素質論Lスタイル

2015年12月21日月曜日

商人(あきんど)

「江戸時代に培われた風習が強く残っている、特に流通業で」と常々感じる今日この頃

「ある商人が夏に売れない鰻を何とか売るため源内の所に相談に行った」ことが「土用丑の日に鰻を食べる習慣」の始まりであることは広く知られています(通説) 。年末に「おせち三段重」が百貨店などで拡販されるようになったのにコンピュータ2000年問題が大きく影響したと記憶しています。

横目で見ていた「ホワイトデイ」・「恵方巻」・「ハロウィン」なども、完全に定着してしまいました。

「豊作を祈る春の祭りと豊作を感謝する秋の祭り」の中でさえ、商人はしっかりと仕事をしています

そんな中、永六輔さんの「商人(あきんど)」という書籍を面白く読むことができました。
「士農工商で身分の低かった商人だが、士の給料は米であったため実権は商人にあった」という記述があります。 目のきく商人が稼いでいたのです(情報収集) 身分が低いからこそ知恵を絞り必死になっていたのだと思います。

その他「商人(あきんど)」には興味深い記述が多くまりました。ここに支配層が使う「大衆心理」4カ条を記述しておきます

1.宣伝は大衆に対してのみおこない、知識階級には命令すればよい
2.大衆は女性的であり、感情と情緒に支えられる
3.大衆の感受性は狭い。理解力はないし、すぐ忘れる
4.大衆のなかに一人でも理解できない者がいたら、理解するまで繰り返せ

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