素質論Lスタイル

2013年11月25日月曜日

ブラック企業

「ブラック企業」が2013年流行語大賞候補になっています。この言葉を聞いて数年前に読んだ一冊の書籍を読みかえしてみました

「振り子の法則 リアリティ・トランサーフィン」です

2006年12月出版ながら、次々に消えて行く精神世界コーナーの書棚に残っているので、ある程度支持されている書籍なのだと思います

心地よい言葉が多く並ぶ最近の精神世界コーナーにあって、この書籍は翻訳者の意図なのか、乾いた感じの辛辣な言葉が多くみられます
 
第2章1節「振り子」を要約してみます

【誰もが何らかの組織に「仕えて」いて、子供の頃から誰かの意志に従い義務感・責任感・使命感などといった感情を抱きながら躾られてきた。
 
同じ集団に属する同質の思考エネルギーは、まとまった一本の流れとなり、エネルギーの振り子(ペンジュラム)が生まれる。この構造体は、一つの生命のように独立して歩み始め、この構造の中で活動する人を服従させる

この振り子の信奉者たちが振り子に自分たちのエネルギーを与えるようになると、共鳴周波となって巨大化する。有力な信棒者は独自の決定を下すこともあるが、多くの信棒者達は振り子の決まりに従うことになる。振り子の周波数と共鳴できないものに対しては、巨大化するためのエネルギーを得られないので、追い払うか抹殺する働きが生まれる

共鳴しない信奉者は振り子にとっては破壊的であり、その信奉者も苦痛で憂鬱なだけの状態になる。振り子は信奉者たちの幸福を気遣う意思など毛頭なく、自分の目的のために彼らを利用し続ける。振り子は、高潔そうな仮面を被り、自分の動機を隠そうとするが、思った以上に大きな枠割も果たしている。しかし振り子そのものの基本的な性質もまた破壊的である。競合するものを破壊するのである

信奉者が従属することに満足していれば、幸せと言えないこともないが、破壊的な振り子は人々が自分の運命を選ぼうとするのをやめさせる】

第2章1節の一部の文面に過ぎず、この書籍の本意とは、ずれているかも知れませんが、「ブラック企業」という言葉から同書を連想した部分を記述しました

ロシア出身の量子物理学者としか記されていない、ぜランドと名乗る著者は複雑であるかに見える物質世界をシンプルかつ理論的に教えてくれ、いろいろな視点を与えてくれます

雑誌等でブラック企業の筆頭に上がっている知られた企業の創業者は、世界に目を向けています。拡大することにエネルギーを集中させています。世界で最も人件費・土地・光熱費の高い我が国では、存続させるだけでも容易なことではありません。創業者の理念に共鳴して、喜んで自身のエネルギーを使うことができるか否か、それが全てだとも思うのです

精神世界的な観点ながら「企業とは何か?」について、示してくれる本だと思い紹介いたします

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